【つながるシェア田】通潤橋重要文化的景観の熊本県山都町の棚田米をあなたへ

美しい棚田を潤す江戸時代造の石橋「通潤橋」(重要文化財)
この地域に今も残る日本のふるさとの風景を未来へ繋ぎたい
2023年度オーナー2月24日【一粒万倍日】受付開始!
熊本県上益城郡(かみましきぐん)山都町(やまとちょう)は、つながるキッチン代表中原麻衣子の第二の故郷です。
出会いは、夫の故郷という個人的なこと。しかし今では、この九州の真ん中にある美しい田舎町の何もかもに惚れこみすっかり山都町の応援団となりました。
山都町のシンボルは、山あいの棚田に水を行き渡らせるために江戸時代(嘉永7年|1854年)に作られた石組みのアーチ橋「通潤橋(つうじゅんきょう)」。そしてその下に広がる見事な棚田です。
この地域の棚田が、過疎化と高齢化で一段そしてまた一段減り…山都町の棚田の米作りが存続の危機に瀕していることを里帰りの際、義母との何気ない会話の中で知りました。
東京にいるわたしに何ができるだろうか。
消費者がより安いお米、効率的な経済活動を支持していると、こうした棚田での生産活動は続かなくなっていきます。
しかし、それでいいのでしょうか?
わたしが東京にいながら、現実的にできること。
それはたったひとつ。「このお米を選び、食べる事」だと思い至りました。
自らが食べたい米、家族や友人、つながるキッチンのファミリーの皆さんに、心からオススメできる米。そんな米作りを実現し、この地域とこの景観を持続可能な農業で未来に繋ぎたい!人と地球にやさしい米作り、それは、景観を未来に繋ぐことにつながり、それこそが皆の『健康への近道』ではないか…
2020年1月末、世界中が未知のウィルスと戦うこととなり、だれもが健康に感謝し、健康であろうと意識を向ける時代へ突入しました。
山都町での我々の米作りのひとつは、大昔から伝わっている合鴨農法と自然農法です。農薬不使用・化学肥料不使用での棚田米作りは決して効率の良いものではありません。広大な田んぼではなく、狭い一段。効率が悪い農作業、虫や動物との日々の知恵比べ、そして、心を込めた日々のお手入れ。当然安価では売れません。
美味しいお米というだけではなく、この重要文化的景観がある地域で育つ安心安全な最高においしい米を、品質だけでなくこの風景や米作りのストーリー、そして生産者たちも含めてファンになっていただきたい…
自分たちが日々食べるお米が「あの美しい風景で」「あの人たちが日々育ててくれた」ことを嬉しく想い、時々その風景を観に大切な人と訪ねてくれるようになるのではないか…と。
そして、夢のようなプロジェクト「つながるシェア田」を、2015年始動!
2023年度オーナー2月24日【一粒万倍日】受付開始!
「つながるシェア田」こんな方にオススメです
おいしいお米に出逢いたい
安心安全なお米を食べたい
玄米が好き
熊本県に縁がある!
耕作放棄地の復活
2015年スタートした里山の新たな取組『つながるシェア田』は、『日本文化的景観認定棚田を守る環境保全型、持続可能な農業の取組』です。
- 2015年(初年度) 「30a」復活!お米販売イベント企画!
- 2016年 「20a」復活!熊本地震・記録的豪雨による被害あり。チャリティイベント開始!
- 2017年 震災復興のため、拡大ではなく現状維持が精一杯
- 2018年 初のお田植えイベント開始!白糸の潤い「10a」、合鴨の恵み「15a」拡大&生産者増員!
- 2019年 お田植えイベント企画!
- 2020年 コロナスタートにより全イベント中止・深刻なウンカの被害
- 2021年 オーナーの皆さまに励ましをいただき、「継続」最優先の舵を切りました。
- 2022年 生産者増員!
ふたつの目的 SDGs
①日本が誇る重要文化的景観である認定棚田とその地域を「未来に繋ぐ」。
②環境保全型農業(=循環型農業)により、地球にも人間(ヒト)にも優しい農業を実現
SDGs#11・#12・#15・#17
つながるキッチンは、持続可能な農業の実現・社会づくり・発展を目指しています。
「つながるシェア田」とは
『“愛”をシェアする。』が最大のコンセプト。熊本県山都町には、町のシンボル国指定重要文化財『通潤橋』(水路橋)があり、その周りに広がる絶景こそ日本文化的景観棚田風景。この景色を未来に繋ぐことを目的とし、「おいしい」と「健康」をシェアします。
<日本重要文化的景観『通潤用水と白糸台地の棚田景観』*農林水産省ホームページより*>
http://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/museum/m_keikan/tuzyun/
大切にしている価値観
「喜び」も「痛み」もシェアする
天災や昨今の異常気象等により予定通り、完全無農薬・無化学肥料でつくる「合鴨の恵み」は、お約束の収穫量保証できない可能性もゼロではありませんことご承知おきください。収量が満たなかった場合については、白糸の潤いで還元します。
*オーナー様たちとのzoomMTGにて「わたしたちは、ただお米を買っているわけではない」「棚田保全の活動に賛同し、生産者をリスペクトしています。」「農作業後の返金制度は必要ありません。」とお声をたくさん頂きましたので、2023年度は返金制度を廃止し、白糸の潤いにて還元の形とさせていただきます。
稲の成長、田んぼの様子をLINE配信・インスタライブ・ZOOMにて配信交流
あなたの棚田の様子がリアルタイムでわかります。
公式LINE登録はこちら:https://lin.ee/stgJ2Rh
事務局より、年に1回の感謝のプレゼントつき!
内容は毎年異なります。
現地に足を運んだり、農作業をする必要はございません
現地ではプロの生産者たちの手によって日々お世話していきます。田んぼを見たい・農作業を体験したい方は一年中いつでも大歓迎!
(中原は、年に数回足を運んでいます。ご希望の方はいつでもお気軽にご相談くださいませ。)
田植えツアーあり(希望者のみ:2023年再開予定!)
厳しかった2020年度
熊本地震、豪雨・台風など毎年試練を乗り越えてきた我々に次なる試練「コロナ」と「ウンカ」。

左手前のこげ茶部分吸い尽くされ、完全に枯れている様子
2020年は過去にない不作の年となりました。不作の原因は、気候変動による稲の害虫『ウンカ』です。中国大陸から偏西風に乗ってやってきたウンカによる被害が深刻な年となりました。

稲の害虫「ウンカ」
ウンカとは、収穫直前の黄金色に輝くぷくぷくの稲を吸い尽くしていく害虫。ウンカが好むのは、動物とおなじく『完全無農薬の米』。我々の米は完全無農薬・無化学肥料なので、壊滅的な被害を受けました。
募集要項
選び方
“どちらも誇れる感動のおいしさをお届けできる米”です!
★完全無農薬米をお求めの方は、『合鴨の恵み』がおすすめ!近年、健康志向の高まりにより玄米や分付き米を召し上がる方が増えています。完全無農薬で生産しているので白米に精米してしまうのはもったいないですよ!「こんなにおいしい玄米は食べたことがない!」とおっしゃっていただくほど、玄米好きの方が日本中から集まっています。
★白米でお召し上がりになる方は特別栽培米『白糸の潤い』がおすすめ!
甘みがつよく、もちもちの食感がたまらなくおいしいです!!
お迷いの方は、メールにてお気軽にご相談くださいませ。
つながるシェア田とスーパーやネットのお米との最大の違い
1.生産者の顔が見える
2.毎月のLINE配信に加え、LIVE配信などで米作りの過程情報を受け取ることが出来るため、棚田の様子がよくわかり、お子様にとっては最高の食育になります。
3.生産者から直接話が聞ける。
4.こだわりの生産方法による安心・安全
合鴨農法とは
田んぼにアイガモを放し、無農薬・無化学肥料で米を作る昔から続く農法です。化学肥料、農薬の不使用による安心安全な米、化学肥料による稲の弱体化を回避出来、病虫害の低減を図れます。
合鴨ちゃんって、どんな働きをするの?

つながるシェア田の合鴨ちゃん
・除草効果:雑食性を持つ合鴨ちゃんが雑草を食べるので、草取りのために用いる除草剤が不要!
・中耕効果:合鴨ちゃんが泳ぐことにより、土が攪拌され根を刺激し、肥料分の吸収が良くなる。また、田を掻き回すと水田内に酸素を補給すると共に、常に水を濁し水温を上げ稲の成長を助けてくれる。合鴨ちゃんが動くことで常に稲へ刺激が与えられ、株張の良い茎太でしっかりした稲をが育つ。
・害虫防除効果:稲や水田内にいる虫・稲の害虫「ウンカ」を好んで食べるので殺虫剤不要
・肥料効果:合鴨ちゃんの排泄物が稲の養分となり、有機肥料となって稲の成長に役立つ
特別栽培米とは
熊本県慣行基準の1/2量までの農薬・化学肥料を使用。厳しい基準のなかで生産している白糸の潤いもまたとてもおいしいです。
つながるシェア田の自慢の生産者たち
山都町の米作りを背負って立つ、熱い情熱を持った松川・三浦が率いるチームで作っています。
*生産者も募集中!(山都町白糸地区・菅地区にお住まいの方、お気軽にお問い合わせください。)
左から:小里・三浦・松川・寶勢
つながるシェア田公式LINE!棚田の声が届きます。
公式LINEはつながっていますか?
お友達追加してくださいね。オーナーはもちろん、オーナーになろうか迷っている方々もOK!日々の声をぜひ受け取って頂けたらと思います。
◆2023年度お申込みフォーム
★複数契約ご希望の場合は、複数回のエントリーをお願いいたします。1契約ごとのお申込みとなります。
現地イベント
◆春のお田植え祭・夏の雑草取りイベント、2023年度は開催予定!
チャリティイベント!玄米フルコース@ラ・ロシェル
毎年100名規模で新米の季節(例年1月開催)に開催。生産者たちが東京にやってきて、年に一度のリアル交流会として大人気のイベント!会場は、つながるシェア田オーナー店でもある料理の鉄人でおなじみの坂井宏行シェフのラ・ロシェル南青山本店にて。ムッシュや、くまモンも登場し、毎年大賑わい。(コロナ禍は、開催を見送っておりますが、2023年開催に向けて再開検討中!)