キッチンでつながる あなたと私

ただいま母校

わたしには帰りたくなる場所がある。わたしの心を育ててもらった場所。
1886/明治19年に開校した創立136周年(2022年現在)の歴史ある母校 捜真女学校(神奈川県横浜市)である。

卒業から25年。長い長い月日を経てまさか自分がここで『人生講話』をさせて頂ける日が来るとは。

この校舎が建った1年目に中学1年生だったわたし。時が経っても変わらないこの温かな学び舎に、自分がこうして立たせて頂いたことに心から感謝しております。

あの頃にはなかったオシャレなカフェテリアも増設されて、快適すぎるJKライフが過ごせる6年間。コロナで経験できなかったことも多かったであろうこどもたちに夢と希望を与えたい・・・そんな気持ちで準備をしてきました。

人生講話:2022年10月17日

さぁ、こどもたちが入ってきます。ドキドキワクワク。

わぁ~約150名!高校1年生たち。
びっくりと照れくささでいっぱいだけど、この学び舎で毎日を過ごす愛おしい後輩たちに、
①同世代の子を持つ母だからこそ伝えられること!
②元捜真生だからこそ伝えられること!
③わたしにしか伝えられないこと!
この3つの柱で心を込めて届けよう。

はじまりました。まずは、お祈りからスタート。「わたしをこの場に導いてくださったことを感謝いたします。」

この日は、わたしが可愛がっている大学4年生のももちゃんをアシスタントとして連れて行きました。都立高校出身の彼女にとって私学に足を踏み入れることは刺激的なこと、また女子校の空気、そして、今の高校生を肌で感じることが彼女の将来に少しでも役に立ったらと思いました。常にチャレンジャーな彼女からはわたしも学び多く尊敬しているの♥

先生方からは、
◎どんな高校生だったのか?
◎今に至るまでどんな人生を過ごしてきたのか?
◎将来に不安を抱いている生徒達になにか道しるべとなるようなお話をしてほしい。そんなご要望をいただいていました。

『今を友達とたのしんで』『経験は財産』『今しか出来ないことを精一杯やること』『好きを探求することの大切さ』『あなたはオンリーワン』そんなメッセージを心を込めて届けました。すると・・・下を向いていた顔がどんどん上がってきて、頷いてくれる子が増えて、みんなの目がキラキラに☆☆☆

進路指導・国語科 森川先生より

中原様、貴重なお話をありがとうございました。生徒たちがグッと体を前にして聞いていたのが印象的でした。ダメだしばかりする社会の中で、中原様のように認めてアドバイスしてくださる大人がいることは高1生徒にとって大きいと思いました。また機会がありましたらよろしくお願い致します。
講演会後、77回生の中から、身近な社会変革というテーマでプレゼン大会がありました。捜真女学校が2位になりました!中原様の思考、そして前向きな言葉に励まされたのだと思います。生徒の未来を考えるとワクワクします。これからも変わったアプローチで総合学習と国語の授業から捜真女学校をもりあげてまいります。
中原様との出会いで私も更に楽しくなってきました。これからもよろしくお願い致します。
捜真女学校 森川

25年前にお世話になった先生方

25年前のわたしを知っている先生方もすっかりお偉くなっていました(笑)
あの頃のわたしからは想像もつかないといわれたよ(笑)人前で話すことは決して得意ではなかったよね~

横山先生(左):「お祈りで始めてくれてありがとう。日野先生もきっとそうおっしゃると思うし、喜んでらっしゃると思う。」と最後に声をかけてくださり、泣きそうに><

生徒さんたちから

「いつもこういう講演は飽きてしまうのに今回の中原先生のお話は面白くてしゃべり方も聞いていて楽しくて飽きなかった」「話し方に優しさが溢れていて、耳にすーっと入ってくるようなお話でした。好きなことはずっと続けているべきだよという言葉が胸に刺さりました」わたしも一人一人と心を通わせたいと思っていたよ。

「私たちに今求められている力は学力でも将来的な経済力でもなく変化に対応する力とコミュニケーション能力だというお話がとても刺さりました」。わたしはそう思ってる!!自分を信じてつき進む力!!「今日も寝る予定だったのに、寝れないくらい楽しかった自分に驚きました。」つまらない話をされたら寝るよね!笑。今日は、寝かせないぞと思って挑んだわ(笑)

「いつもお話会すぐ飽きてしまうのですが、今回のお話は面白くずっと聞き入っていました。」うれしい~!「わたしは悩んでいいのだと改めて分かりました。中々、悩んでいいと言ってくれる大人はいないのでとても新鮮な時間でした。」「迷惑はかけてはいけないと思っていたけど、、、」うんうん!!いっぱい悩んでいっぱい迷惑かけていいんだよ~それがあなたたちの特権なのだから♥

「進路に悩んでいる自分にぴったりなお話でした」「私たちにわかりやすいようにお話ししてくださったのですごく理解しやすかったし面白かったです」16歳の心に届いてとってもうれしい~!!!「お母さんになってほしい。」嬉しすぎ~!つながるキッチンに会いにおいで、待ってるよ。「講演後、出口でハイタッチする人は初めてでした。うれしかったです。」だよね(笑)でも、本当は全員を抱きしめたかった(笑)

「将来の夢は無理に早く決める必要は無く、自分の趣味と好きなこととかをとことんやってそれに通じたことを選ぶのもありなのだと実感しました。」高1で明確で現実的な夢を持っている人のほうが少ないと思う。夢があることはもちろん素敵なことだけど、将来の夢がまだ見つかっていないからダメってことでは全くないよ!大丈夫♥

感謝

愛する母校に恩返しできることなんて、ひとつもないだろうと思っていました。素敵な機会をいただき感謝しかありません。また、こどもたちから届いたメッセージにひとつひとつ返信がしたいくらい、感動しました。みんなの悩みも、わくわくも、ドキドキも、すんごく分かる。わたし自身も高3になっても道に迷っていた人です(笑)
でも、今思い返せば、中学・高校のときに自分から率先して行動していたことって、40歳過ぎてもやってるんだよ~(笑)どんな些細なことでも、好きなことがあれば、未来が拓ける!!
わたしの好きは「だれかが喜んでくれる顔を見ること」。これ、高校生のころから変わらない。

77回生のみんなへ
ものすごい勢いで変化していく時代を生きていくあなたたちを心から尊敬しています。みんなが在学中にまた会いに行きたいなって思います。お箸教室や料理教室に興味を持ってくれた子が多くてびっくりした!もっともっと話したかった、寄り添いたかった。みんなが将来、つながるキッチンを、中原麻衣子を思い出してくれる瞬間がもしあれば、しあわせです。つながるキッチンの扉は、いつでもドアは開いているよ。入っておいでね。心からの愛と感謝を込めて。

いまさら聞けない箸の持ち方レッスン
きみの箸

みんな、つながるキッチンに遊びに来てね~!!!!