キッチンでつながる あなたと私

お箸は何歳から?低年齢化がもたらす課題

箸講師養成講座4期生礒辺美樹ちゃんがご縁をつないでくれた横浜のつどいの森もみの木こども園にて、『乳幼児とお箸の付き合い方』というテーマでお話をさせて頂きました。

お箸もどんどん低年齢化している昨今。

つながるキッチンにも2歳になったばかりのお子さんを連れてお箸をちゃんと使えるようにしたいとママ達がやってきます。

そんな時、わたしはママ達に言います。

「急がなくて大丈夫。3歳までは、指先を使って手づかみ食べをしたり、スプーンフォークでお茶碗を持ち上げて(犬食いにならない!)お食事をすることのほうが大事。身体の発達と脳の発達が伴ってきたときにインストールしてあげましょう!!」

今回は、お箸を使い始める前にやっておくと良いトレーニング法など未就学児ママたちに知っておいて欲しいお箸に関するお話をさせていただきます。

便利な時代になり、『矯正箸』を使っているご家庭も多いはず。

わたしも2007年ころから4年間我が娘に使わせていた経験があります。それにより、6歳になった娘に苦労させることになったわけですが(笑)

まだ読んでいない方は、ぜひこちら読んでみてくださいね。

こどもにお箸の持ち方を教えたいパパ・ママへ

『矯正箸』の沼について。使う?使わない?

 

内容

講演会

田園都市線あざみ野駅からバスで10分ほどのところにある“もみの木こども園”。わたしが子育てをスタートした地でもあるあざみ野でこのような機会をいただけたことにまずは感謝♥

園長先生が準備をしてくださった会場はこちら。園内の雰囲気がとても温かでこどもたちが伸び伸び遊べる環境。こどもたちが大切な時期を過ごす環境、ひとつひとつにこだわりがあってステキでした。

今回お世話になった
(右)東園長先生
(左)つながるキッチン認定箸チューター礒辺美樹

講演【乳幼児との箸の付き合い方】がついにはじまりはじまり~!

在園児の保護者さまや、地域の方々、遠方からのご参加、土曜保育中の先生と園児さんのご参加もあり、うれしかった。ありがとうございました。

①美しい箸の持ち方
②お箸をはじめる前にしておきたいこと
③何歳が適齢期?
④矯正箸について
⑤質疑応答
について、お話をさせていただきました。親御さんが目をキラキラさせながら参加してくださって、質問も上がり、とても盛り上がりました。
このような機会が今までなかったので、勉強になりましたとお声をいただき、大変嬉しかったです。お箸と向き合う時間を作られている皆さんが本当にステキでした!!

矯正箸を園長先生にも使って頂きました。中原が熱く語る“矯正箸の沼”について、「な、なるほど~~おぉ~たしかに・・・」のお声。箸の入り口には良い商品かもしれないけれど、結論としては、これに頼らずシンプルにわかりやすく2本の箸の使い方をインストールしてあげるほうが一生の宝になるということ。矯正箸は、箸ではありません。

箸を使えるようになるための“おゆびの体操”をみんなでしました!!毎日10回でいいからしてみてね。
おゆびの体操:『いまさら聞けない箸の持ち方レッスン』(主婦の友社)に掲載

つながるキッチン箸講師養成講座修了生たちも応援に駆けつけてくれました!会場内の参加者たちのお手元をみんなで整えてくれる心遣いあるメンバーたち!わたしの誇りです。
ただしく箸が持てれば、美しく箸が使えて、おのずとモノは挟まります。力をぎゅ~っと入れて、爪が真っ白になりながら箸を使っている方は、整えにいらしてくださいね。

東園長、この日まで園とやり取りしてくれた礒辺美樹ちゃん、本当にありがとうございました。これで終わりではなく、ここから多くの園児さんたちのお手元が変わっていくこと、親御さんの意識が変わっていくこと、お箸名人がひとりでも多く誕生してくれることを願っております。心から感謝を込めて。